眉間にシワ

 この歳になって、色々な感覚が研ぎ澄まされてきたなぁと感じることがあります。

 食に関しては、風味だけじゃなく、食感を楽しめるようになったりですね笑。

 あと、だいぶ抽象的ですが、これまで面白かったことが面白くなくなったり、これまで面白くなかったことが面白くなったりします。

 まぁ、これはどの年齢でもそうですかね。けど、これ凄く大切で、やっぱり面白いと思う事象が増えること=幸せな気がしています。

 その辺は意識して生活しています。毎日、面白いことを増やせるようにですね。

 一方で、感覚的に過敏になっているところも多いような気がしています。周りの目や、言動をそんなに気にしなくて良いと思えば思うほど、気にしてしまったりすることがあります。

 まとめてみると(まとまってないかも)、あらゆる環境の要因に対して、これまでの人生のどの段階よりも丁寧に対応しているのかもしれません。

 ただ、そんなに丁寧に対応しなくていい、考えなくて良いこともあるわけで、そういうミスが増えると、心が乱れてしまうのかもしれません。

 本稿の題名にある「眉間にシワを寄せるのはやめよう」は、自分を含めた心に余裕のない人々へのメッセージです。

 人は、人の幸せのために生きる時、幸せになると思います。

 いつもしかめっつらのコンビニの店員や、ちょっと肩がぶつかっただけでギロりと人を睨み付けるバスの乗客、挨拶をしないご近所さん。ちょっとしたことで感情的になる人。

 彼らに共通しているのは、何でしょうか。

 それは、人に幸せを与える気持ちが不足していることだと思います。

 もしかすると、彼らは与えられたことがない、あるいは、与えられたことを忘れている人間なのかもしれません。ですから、彼らにも与えてみて、それでも駄目なら許してあげるといいのかもしれません。

 チャンスを与えて、それでも駄目なら許してあげる。これ、難しいのですが大切だと思います。

 こんなことを書いている私は、「与えられ、許されてばかり」の人間で、与えられ超過に許され超過の貿易赤字です…

 さぁ、今日も誰かに「与え」「許す」そんな気持ちを持って、頑張りましょう。

 心の栄養は足りてますか。私は足りていません。足りていない私だから、人に与えたり許したりなんてできないではなく、足りていないからこそ、人の心を満たすのです。結局「情けは人のためならず」だと思います。

 眉間にシワが寄っていませんか。これを読んだ貴方が、どうか笑顔でありますように。

 自分に優しく、人に優しく…

 大切なのは、「しわ寄せ」ではなく「しあわせ」です。